一途な消防士は、初恋の妻を激愛で包み込む
「か、香月先輩……!」
唇と唇が触れ合いそうな距離で口元を緩める香月先輩は、明らかに私の反応を楽しんでいる。
私の代わりに妹に立ち向かってくれたお礼も兼ねて、自ら彼の唇を塞ぎ情熱的な口づけを交わしたいのは山々だったが……。
「今はこれで、我慢してあげる。家に帰ったら、覚悟して」
残念ながらここは、人が行き交う従来だ。
こんなところで、キスをするなんて……。
恥ずかしすぎて、きっとゆでタコになってしまう。そう、思うから。
それをよくわかっている香月先輩はぺろりと舌を出して微笑むと、顔を真っ赤にしながら頷く私を抱き上げたまま、耳元で囁いた。
ーー自分の欲望よりも、私の意思を優先してくれる。そんな優しい彼が、大好きだ。
そう再確認をした私は香月先輩の実家へ到着するまで。
両手を夫の首元に回し、彼のぬくもりを思う存分堪能した。
唇と唇が触れ合いそうな距離で口元を緩める香月先輩は、明らかに私の反応を楽しんでいる。
私の代わりに妹に立ち向かってくれたお礼も兼ねて、自ら彼の唇を塞ぎ情熱的な口づけを交わしたいのは山々だったが……。
「今はこれで、我慢してあげる。家に帰ったら、覚悟して」
残念ながらここは、人が行き交う従来だ。
こんなところで、キスをするなんて……。
恥ずかしすぎて、きっとゆでタコになってしまう。そう、思うから。
それをよくわかっている香月先輩はぺろりと舌を出して微笑むと、顔を真っ赤にしながら頷く私を抱き上げたまま、耳元で囁いた。
ーー自分の欲望よりも、私の意思を優先してくれる。そんな優しい彼が、大好きだ。
そう再確認をした私は香月先輩の実家へ到着するまで。
両手を夫の首元に回し、彼のぬくもりを思う存分堪能した。