一途な消防士は、初恋の妻を激愛で包み込む
「どこまで着いてくるつもり」
「小隊長の寄り道がカフェ宇多見じゃないのなら、オレがいたほうがいいと思いません?」
「どう言う意味」
「一人っ子の小隊長と、女兄弟に囲まれて育ったオレなら……」
「……そう。勝手にすれば」
「はい!」
後輩は微笑みを深めると、オレの隣に並んでああでもないこうでもないと頼んでもいないのに解説を始め、女性物の服を売っている店を指差しする。
「あそこはギャル系、あっちはカジュアル……」
洋服の傾向を表す単語を並べ立てられても、俺にはそれがどんなものかまでは、さっぱり理解できなかった。
歩きながらスマホを操作し、いちいち聞き馴染みのない単語を調べ、学習するのすら面倒だ。
「宇多見って確か、外見はゆるふわ系でしたよね!」
「それ、どんなの?」
「女の子らしさ全開っす!」
「そうだね。星奈さんは、ロングスカートが似合うと思う。清楚な感じ」
「じゃあ、ここがいいっすよ!」
青垣が指し示したのは、ピンクを基調とした装飾が印象的な、男性が一人で入店するのは気が引ける店であった。
不審者扱いされて通報されたら、どうするつもりなんだか……。
「小隊長の寄り道がカフェ宇多見じゃないのなら、オレがいたほうがいいと思いません?」
「どう言う意味」
「一人っ子の小隊長と、女兄弟に囲まれて育ったオレなら……」
「……そう。勝手にすれば」
「はい!」
後輩は微笑みを深めると、オレの隣に並んでああでもないこうでもないと頼んでもいないのに解説を始め、女性物の服を売っている店を指差しする。
「あそこはギャル系、あっちはカジュアル……」
洋服の傾向を表す単語を並べ立てられても、俺にはそれがどんなものかまでは、さっぱり理解できなかった。
歩きながらスマホを操作し、いちいち聞き馴染みのない単語を調べ、学習するのすら面倒だ。
「宇多見って確か、外見はゆるふわ系でしたよね!」
「それ、どんなの?」
「女の子らしさ全開っす!」
「そうだね。星奈さんは、ロングスカートが似合うと思う。清楚な感じ」
「じゃあ、ここがいいっすよ!」
青垣が指し示したのは、ピンクを基調とした装飾が印象的な、男性が一人で入店するのは気が引ける店であった。
不審者扱いされて通報されたら、どうするつもりなんだか……。