一途な消防士は、初恋の妻を激愛で包み込む
4・無断盗撮騒ぎ
「うぅ……」
――なんだか、すごく寝苦しい……。
呻き声を上げながらパチリと瞳を開けば、目の前は肉壁だった。
関宮先輩は、いつの間に着ていたワイシャツを脱いだのだろうか。
上半身の腹直筋が、綺麗に六つに割れている。
こんな肉体美は、テレビや雑誌でしか見たことがない。
寝ぼけていた私は恐る恐るそこに手を伸ばし――筋肉質な身体に触れ、思わずポツリと呟いてしまった。
「凄い……」
ここまで鍛え抜かれた身体を作り上げるのは、簡単ではない。
ストイックに自身を追い込まなければ、美しい肉体を手に入るわけがなかった。
ーー私が関宮先輩の立場だったら、いくら職業柄必要だと言われても3日で根を上げてしまいそうだ。
彼が眠っているのをいいことに。
ペタペタと行儀悪く関宮先輩のシックスパックに指を這わせて思う存分堪能した私は、ゆっくりと指を離して覚悟を決める。
こうして自ら彼の身体に触れるのは、最後にしようとーー。
「どこ行くの」
背中に回っていた彼の腕から逃れるために、ズルズルと下へ身体を動かしていた時のだった。
――なんだか、すごく寝苦しい……。
呻き声を上げながらパチリと瞳を開けば、目の前は肉壁だった。
関宮先輩は、いつの間に着ていたワイシャツを脱いだのだろうか。
上半身の腹直筋が、綺麗に六つに割れている。
こんな肉体美は、テレビや雑誌でしか見たことがない。
寝ぼけていた私は恐る恐るそこに手を伸ばし――筋肉質な身体に触れ、思わずポツリと呟いてしまった。
「凄い……」
ここまで鍛え抜かれた身体を作り上げるのは、簡単ではない。
ストイックに自身を追い込まなければ、美しい肉体を手に入るわけがなかった。
ーー私が関宮先輩の立場だったら、いくら職業柄必要だと言われても3日で根を上げてしまいそうだ。
彼が眠っているのをいいことに。
ペタペタと行儀悪く関宮先輩のシックスパックに指を這わせて思う存分堪能した私は、ゆっくりと指を離して覚悟を決める。
こうして自ら彼の身体に触れるのは、最後にしようとーー。
「どこ行くの」
背中に回っていた彼の腕から逃れるために、ズルズルと下へ身体を動かしていた時のだった。