結婚できない症候群②
まだ人も斑な会社に辿りつき、エレベーターでオフィスに向かう


電気も付いてない


やったぁ! 一番乗り!!


勢いよくドアを開けた



「よう!笑美。
珍しく早いな。」


「諷(フウ)…」


私はがっくりと、肩を落とす


「あぁ?ところで何で傘なんて持ってるんだ?
今日は一日、晴れの予報だろ?
まっ、おまえが早く来ちまったせいで、雪かヒョウは降るだろうけどな。」


ひどい…


私だってたまにには、早く会社に来る事だってある


占いで【早く出た方が吉】と出た時は



「諷だって、早いじゃん。」


「俺は毎日、この時間に来てんの。」


「うっそ!」


「ウソ。今日はたまたま。」


たまたまで、私の一日を台無しにしないでほしい



ヤツの名前は日影 諷(ヒカゲ フウ)


顔はそこそこイケてるし、細くてアイドルみたいな容姿だ


小さい時から旧知の仲


幼なじみ


どうして会社まで一緒になってしまったかは、よくわからない



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