DEEP BLUE




急いで行った開放感溢れるホールには、可愛くて愛らしいイルカの姿が沢山あった。 



まさに、水族館のアイドル達を目の前に、あたしは大興奮で。




「か、可愛い……!」




キューッって鳴いて、優しい目をしたイルカに感動しっぱなしのあたし。


太郎はそっとイルカの頭を撫で、ビクついているあたしの手を取った。



「大丈夫ですよ、愛美さん。
イルカは賢いから。」


「う、うん………」


分かってるけど……緊張。


怖がるあたしの手を持ったまま、そっ……と一緒に撫でてくれた。



「キュゥ~」


「キャー!!鳴いた!可愛いぃぃー!」



「あははっ。愛美さん、はしゃぎ過ぎですって。」




水しぶきが虹のように輝き泳ぐイルカの姿を二人で沢山見た。


< 57 / 107 >

この作品をシェア

pagetop