DEEP BLUE
急いで行った開放感溢れるホールには、可愛くて愛らしいイルカの姿が沢山あった。
まさに、水族館のアイドル達を目の前に、あたしは大興奮で。
「か、可愛い……!」
キューッって鳴いて、優しい目をしたイルカに感動しっぱなしのあたし。
太郎はそっとイルカの頭を撫で、ビクついているあたしの手を取った。
「大丈夫ですよ、愛美さん。
イルカは賢いから。」
「う、うん………」
分かってるけど……緊張。
怖がるあたしの手を持ったまま、そっ……と一緒に撫でてくれた。
「キュゥ~」
「キャー!!鳴いた!可愛いぃぃー!」
「あははっ。愛美さん、はしゃぎ過ぎですって。」
水しぶきが虹のように輝き泳ぐイルカの姿を二人で沢山見た。