桃色
部活が終わって、なつと千絵との帰り道。
なつがいきなりこんなことを言い出した。
「三宅ってさぁ、ぜったい水嶋のこと好きだって!!」
三宅っていうのは、ヒロ君のこと。
水嶋っていうのは、私ね。
なつは私のこと名字で呼ぶの。
何でかは分からないけど・・・。
「えっ、何?なんでそう思うの?」
千絵がびっくりして聞く。
そんな千絵を見て、なつは嬉しそうに話し始めた。
「だってね、水嶋の髪の毛いっつもさわってるし、いっつも話してるし。そんなん、見てたら分かるよ〜」
「違うよ、たまたま席が隣だからだよ!」
私は慌てて否定した。
「それに、ヒロ君彼女いるし・・・」
私はヒロ君が彼女のことをすごく大切にしてることを知ってたし、大好きなことも知ってたから、胸が痛かった。
でも、この時はただヒロ君が好きだから毎日、話をする・・・。
時々、髪の毛を触られる。
同じ夢を持っている。
それだけでよかったんだ。
それだけで私には十分だった。
なつがいきなりこんなことを言い出した。
「三宅ってさぁ、ぜったい水嶋のこと好きだって!!」
三宅っていうのは、ヒロ君のこと。
水嶋っていうのは、私ね。
なつは私のこと名字で呼ぶの。
何でかは分からないけど・・・。
「えっ、何?なんでそう思うの?」
千絵がびっくりして聞く。
そんな千絵を見て、なつは嬉しそうに話し始めた。
「だってね、水嶋の髪の毛いっつもさわってるし、いっつも話してるし。そんなん、見てたら分かるよ〜」
「違うよ、たまたま席が隣だからだよ!」
私は慌てて否定した。
「それに、ヒロ君彼女いるし・・・」
私はヒロ君が彼女のことをすごく大切にしてることを知ってたし、大好きなことも知ってたから、胸が痛かった。
でも、この時はただヒロ君が好きだから毎日、話をする・・・。
時々、髪の毛を触られる。
同じ夢を持っている。
それだけでよかったんだ。
それだけで私には十分だった。