わたしのスマホくん
なんの"え"?
今度は碧くんがショックそう……どうしたらいいんだっ。
「どのみちお留守番かぁ……でも時間は短いし、あおもいるならまぁ……うー!」
「僕は優しいから特別に明日はがまんしても……っいいけど?」
いいよって雰囲気を出しつつも、嫌そう。
「俺も行きたいけど、まず5人留守番をしてみるのも手だよな。これから俺らだけの留守番も増えるだろうし」
「自分は雨の予報ない日ならついていきたいけど……留守番慣れも大事」
「……行きたい。でもわがまま言いたくないから、留守番も頑張るよ。人数増えたから留守番でも楽しいことあるだろうから」
行きたいと言いつつも、留守番に前向きな碧くんたち3人。
「うん……ありがと。桃李くんは碧くんと同じで留守番の先輩だから色々3人に教えてね」
「留守番のせんぱいっ……うんわかった!うやまえ!」
「は?ケンカ売ってんの、お子ちゃま」
「ちがう、やめーろー!はーなーせー!」
円華くんから軽々と持ち上げられてしまう桃李くんに、やっぱり不安が込み上げる。
「大丈夫、大丈夫。こういう時の俺なわけで。碧もいるし、莉雨も穏やかだからこの2人を見てればなんとかなると思う」
心配するわたしの肩をそっとたたいてくれる明華くん。その後ろで碧くんと莉雨くんは頷いてくれる。
「こいつらのこと以外でも、困ったら俺に頼ってくれ。青空の力にならいつでもなるし」
ニッと笑う明華くんは、2人を離しに行った。
──碧くんも莉雨くんもいるし、大きなケンカとかはなさそうだけど、小さなもめ事をが起きるたびにこれは明華くん頼みになりそう。