First Light.
大人しく彼の後ろに乗った私を確認した後、躊躇うことなくバイクは発進した。
薄手のカーディガンから覗く肌は白く華奢だった。
私は日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりして対策しているのに毎年日焼けする。
中性的な顔立ちをしているのもあってか、女の子に間違えられそうだなぁと頭の隅で思う。
「で?何処?」
大雑把な進行方向を伝えただけで発進させたからか、信号待ちで話しかけられた。
エンジン音に声がかき消されないように少し声を張りながら、家の近くにあるコンビニの場所を伝えると「了解」という返事が小さく聞こえた。