First Light.


コンビニに近付くにつれ、そのバイクがはっきりと見えてくる。
それはまさにこの間のバイクだった。

慌てて店内に入って彼の姿を探した。


「あ、」


アイスコーナーに居たのは久しぶりに見る彼の姿だった。


「理人さん、」

「よお、お久しぶり」

「なんでここに?」

「俺が何処にいようが勝手だろ」

「それは、そうですけど…」


ロゴが入ったTシャツを着こなし、半袖から覗く白い肌が羨ましかった。


「…ワンチャン、あんたがいるかなって思った」

「えっ?」

「不良お嬢様」

「なにそれっ、私の事ですか?」

「お前以外に誰がいんだよ、ばーか」


まるで私に会いに来たみたいな言い方に、恐らく赤くなっているだろう私の顔を見て「嘘だよばーか」と理人さんは笑った。


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