First Light.


1人でアイスを買って、いつもは理人さんの特等席に腰を掛け空を見上げた。

今日は晴れてて雲があまりない。
星がキラキラしてて綺麗だったのに。
理人さんと見たかったなぁ、と思ったその時だった。


「あの、えっとー…。あ、ウサミスイさんですか?」

「……え?」


そんなカタカナ表記みたいな言い方で名前を呼ばれた。


「え、あれ?ここのコンビニじゃねぇの?」


突然のことに戸惑って固まっていると名前を呼んだ主出ある金髪プリン頭の男の人はスマホを見ながらウーンと唸っていた。


「宇佐美翠は私ですけど…」

「お、やっぱり?良かった、ここで合ってたわ」


パァっと表情が明るくなった彼。
会ったことも話した記憶も全くないのにどうして私の名前を知ってるんだろう。


「あ、俺の名前松尾 奏汰(マツオ カナタ)っていうの。よろしくー!」

「…はあ」


スっと握手を求められた手に警戒しつつもそっと手を伸ばした。
遠慮がちに差し出した手に私の気持ちなんて知らない彼はぎゅっと力を込めて握った。



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