First Light.
「そんな警戒しなくても」
「いや、普通はすると思います」
「…んまぁ、確かに?」
こんな夜中にコンビニの横でひっそりとアイスを食べてる女に話しかけるのも、私の名前を知ってるのもおかしい。
「でも“不良お嬢様”って聞いてたから、てっきり貞操観念低いのかと」
「……え、“不良お嬢様”って…。えっ?もしかして理人さんの知り合いですか?」
「知り合いっつーか友達?…いや、幼なじみ?兄弟かも」
「……どれですか?」
「………全部かな!」
理人さんとは性格がかけ離れている気がするけど、本当にこの人は理人さんの友達なんだろうか。
「つかこんな時間に1人じゃ危ないでしょ。何してたの?」
そう言いながら彼は私の隣に座った。
理人さんとは違って柑橘系の香水の匂いがふわりと漂った。