それは禁断という愛
「記念日だね、今日は。」
スケジュール帳に、星をつけた。
まるで、その星が2重星に見えた。
翌日の朝。マンションから出た時だった。
「美麻先生!」
振り返ると、晴太君がスーツ姿で待っていた。
「晴太君。」
「おはようございます。出勤ですか?」
「ああ、うん……」
まさか、私を待っていた?
でも、出勤時間なんて人それぞれで、会えるなんて分からないのに。
「職場どこですか?」
「……南町の方だけど。」
「俺の職場もそっち方向です。乗って行きませんか?」
そう言うと、晴太君はマンションの前に停まっている車に行った。
「車?」
「俺、マイカー通勤なんですよ。」
そして、助手席のドアを開けてくれる。
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
私は警戒心もなく、ただ元生徒だと言うだけで、晴太君の車に乗った。
スケジュール帳に、星をつけた。
まるで、その星が2重星に見えた。
翌日の朝。マンションから出た時だった。
「美麻先生!」
振り返ると、晴太君がスーツ姿で待っていた。
「晴太君。」
「おはようございます。出勤ですか?」
「ああ、うん……」
まさか、私を待っていた?
でも、出勤時間なんて人それぞれで、会えるなんて分からないのに。
「職場どこですか?」
「……南町の方だけど。」
「俺の職場もそっち方向です。乗って行きませんか?」
そう言うと、晴太君はマンションの前に停まっている車に行った。
「車?」
「俺、マイカー通勤なんですよ。」
そして、助手席のドアを開けてくれる。
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
私は警戒心もなく、ただ元生徒だと言うだけで、晴太君の車に乗った。