それは禁断という愛
晴太君は、あの頃よりも大人の顔になった。
整った顔は、たぶんイケメンの部類に入るのだと思う。
そしてこの居心地の良い運転。
まるで、晴太君に大切にされているような気分になる。
「南町に着きましたよ。」
「あっ、私ここで降りる。」
会社の近くまで来て、私は晴太君の車を降りた。
「じゃ、また。」
「またね。お仕事頑張ってね。」
手を振ると、晴太君はドアを閉めて行ってしまった。
いい子だな。
そう思った時だ。
「美麻さん。」
名前を呼ばれ、振り返ると里中さんが立っていた。
「おはようございます。」
すかさず挨拶をする。
「おはよう。あのさ、さっきの車……」
「ああ……知り合いの車です。途中で会って、乗せてもらっちゃいました。」
私は明るく話した。
整った顔は、たぶんイケメンの部類に入るのだと思う。
そしてこの居心地の良い運転。
まるで、晴太君に大切にされているような気分になる。
「南町に着きましたよ。」
「あっ、私ここで降りる。」
会社の近くまで来て、私は晴太君の車を降りた。
「じゃ、また。」
「またね。お仕事頑張ってね。」
手を振ると、晴太君はドアを閉めて行ってしまった。
いい子だな。
そう思った時だ。
「美麻さん。」
名前を呼ばれ、振り返ると里中さんが立っていた。
「おはようございます。」
すかさず挨拶をする。
「おはよう。あのさ、さっきの車……」
「ああ……知り合いの車です。途中で会って、乗せてもらっちゃいました。」
私は明るく話した。