それは禁断という愛
「うん。今夜、誘われた。」

「おお!!」

怜奈ちゃんは、たまたま空いていた椅子に座り、私の横に来た。

「それで?まさか、断ってませんよね。」

「うん。」

「やだ、私も付いていきたい!でも、二人の邪魔をしたくない!」

私と里中さんを応援してくれている怜奈ちゃんには、教えておこうかな。

「実はね、付き合う事になったんだ。」

「え……」

怜奈ちゃんが、私の目をじっと見る。

「なに?」

「嘘じゃないですよね。」

「うん。」

すると怜奈ちゃんは、腕を組んでうんうん頷く。

「里中さんと美麻さんがねえ。」

「あれ?応援してくれてたんじゃないの?」

それを聞いて怜奈ちゃんは、クスクス笑う。

「応援してますよ。ただやるなぁ、里中さん。この前の今日で、もう美麻さんをゲットしてるなんて。」
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