冷淡女上司を攻略せよ!~ヘタレ年下イケメン男子の恋愛奮戦記~
「うん。久々に私の披露宴で会ったら、あんな見た目になってた。”何かあったの?”って聞いたんだけど、”ごめんなさい。言いたくないの”って言われちゃったのよ」
なーんだ、姉貴が知らないんじゃ、処置なしだな。
「でもね、男絡みなのは間違いないと思う」
「男? その根拠は?」
「私が”いい人はいないの?”って聞いたら、”男なんか、いるわけないでしょ!”って、怒鳴られちゃったの。だから、冬美は男の事で酷い目に合って、すっかり男嫌いになってると思う」
「うーん、根拠とするには、決め手に欠ける気がするなあ」
「実は私もそう思ってた。でもね、今日確信したの。あなたには言いにくい事なんだけど……」
「うんうん」
「それはね。……やっぱり言わない」
ガクッ
余程言いにくい事らしいが、それを聞かない限り、姉貴の”男絡み説”の根拠は希薄なわけで、何としても聞き出したいと俺は思った。
なーんだ、姉貴が知らないんじゃ、処置なしだな。
「でもね、男絡みなのは間違いないと思う」
「男? その根拠は?」
「私が”いい人はいないの?”って聞いたら、”男なんか、いるわけないでしょ!”って、怒鳴られちゃったの。だから、冬美は男の事で酷い目に合って、すっかり男嫌いになってると思う」
「うーん、根拠とするには、決め手に欠ける気がするなあ」
「実は私もそう思ってた。でもね、今日確信したの。あなたには言いにくい事なんだけど……」
「うんうん」
「それはね。……やっぱり言わない」
ガクッ
余程言いにくい事らしいが、それを聞かない限り、姉貴の”男絡み説”の根拠は希薄なわけで、何としても聞き出したいと俺は思った。