暗闇の中で光に手を伸ばし
部屋に入ると鬱陶しいほどに空は綺麗に晴れている

ちょうど太陽の光にあったて机の家族写真が光る、笑顔で写っている写真

あの頃はお父さんの経営してる会社がすごく順調で私は有名な企業の社長令嬢で

普通の人より結構裕福な暮らしをしていたとおもう



それが理由だったのか私の周りにはいつも人がいた

一人ぼっちだなんてことはなかったし、考えたこともなかった



でも終わりはすごく一瞬であっけないものだった


中1の秋にお父さんの会社の商品に重大な欠陥があったことが判明

結構有名な会社だったこともあり世間を騒がせた

お父さんの会社は多額の賠償金の影響で倒産した

借金は今までの貯金のお金で多くはなかったが結構残ったらしい

今でも借金の返済のため両親は遅くまで会社で働いていて大学生のお姉ちゃんも両親の負担を減らしたいと

毎日のようにバイト家に家族で揃うことはそうそうない


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