ひとつ、ふたつ、ひみつ。
──チチチ、チチッ。

小鳥の鳴き声と、窓から差し込む朝陽(あさひ)

今、何時くらいなんだろう。
太陽が昇ったことは、分かる。

夜からずっとまぶたが開いたままだったのに、それでもまだ眠くならない。
だけど、気持ちとは反対に体はしっかりと不眠のダメージを感じているのか、なんだかとてもダルい。

それとも、一晩中ドキドキしていたせい?

真尋くんは、未だに私を後ろからしっかりと抱きしめて、離してくれる気配を感じない。

なんで、眠れるのかな。
真尋くんにとっては、こんなこと日常の一ページか何かなの?

私は、こんなに……。

眠れない理由を、完全に真尋くんに転嫁(てんか)しかけた、その時。

「……こまり」

「!!」

背中から名前を呼ばれて、ビクッと全身が反応した。

お、起きてる?
いつの間に。
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