ひとつ、ふたつ、ひみつ。
*
「だから、今日は学校休むね。ごめんね、あっくん」
『本当に大丈夫か? こまり、お前、なんか声が……』
「うん、ちょっと休めば治ると思うよ」
『たまに、母さんにお前の様子見てくれるように頼んでおくから』
「そこまでしなくても、平気だってば」
『いっそのこと、お前が俺ん家で寝てればいいんじゃねーのか』
「もう、子どもじゃないんだから。あっくん、本当にママみたい」
『おい』
「あ、性別的にはパパなのかな。でも、私、パパってどんなのかよく知らないし」
『そっちじゃねぇ。だからお前は60点なんだ』
それ、電話口でも言うものなんだ。
直接会う時だけだと思ってた。
あっくんに対しての仮病の電話を終えて、スマホの通話終了のボタンをタップした瞬間、ドッと汗が吹き出た。
き、緊張した……!
直前まで泣いていたから、その涙声を風邪声だと思ってくれたみたいで、上手くごまかせたけど。
良心が、痛む。
嘘ついてごめん、あっくん。
「だから、今日は学校休むね。ごめんね、あっくん」
『本当に大丈夫か? こまり、お前、なんか声が……』
「うん、ちょっと休めば治ると思うよ」
『たまに、母さんにお前の様子見てくれるように頼んでおくから』
「そこまでしなくても、平気だってば」
『いっそのこと、お前が俺ん家で寝てればいいんじゃねーのか』
「もう、子どもじゃないんだから。あっくん、本当にママみたい」
『おい』
「あ、性別的にはパパなのかな。でも、私、パパってどんなのかよく知らないし」
『そっちじゃねぇ。だからお前は60点なんだ』
それ、電話口でも言うものなんだ。
直接会う時だけだと思ってた。
あっくんに対しての仮病の電話を終えて、スマホの通話終了のボタンをタップした瞬間、ドッと汗が吹き出た。
き、緊張した……!
直前まで泣いていたから、その涙声を風邪声だと思ってくれたみたいで、上手くごまかせたけど。
良心が、痛む。
嘘ついてごめん、あっくん。