ひとつ、ふたつ、ひみつ。
*
ふたつ先の駅に到着して、私たちはホームに降り立った。
「もう着いたの?」
と、私に手を引かれて、真尋くんはキョロキョロと周りを見ながら後ろをついてくる。
「でもワープに比べたら、時間かかったでしょ?」
「そうかな。こまり見てたら、一瞬で終わったけど」
「わ、私じゃなくて、景色見てよ……」
せっかくの初めての電車体験が、家に帰ればいくらでも見れる私を見て終わるって、何。
真尋くんは、本当に調子のいいことばっかり言う。
異世界の日本では、女性と一緒にいる時には口説かなきゃいけないルールでもあるのか。
真尋くんのそういうの、全く慣れる気がしないんだけど。
一々心臓をぎゅうってつかまれたみたいになる。
困る。
「どこ行くの?」
「あ、ちょっと歩くけど、大丈夫かな。五分くらいで着くから」
「うん。こまりと一緒なら、どこでも行くよ」
「っ……」
だから、そういうの。
ふたつ先の駅に到着して、私たちはホームに降り立った。
「もう着いたの?」
と、私に手を引かれて、真尋くんはキョロキョロと周りを見ながら後ろをついてくる。
「でもワープに比べたら、時間かかったでしょ?」
「そうかな。こまり見てたら、一瞬で終わったけど」
「わ、私じゃなくて、景色見てよ……」
せっかくの初めての電車体験が、家に帰ればいくらでも見れる私を見て終わるって、何。
真尋くんは、本当に調子のいいことばっかり言う。
異世界の日本では、女性と一緒にいる時には口説かなきゃいけないルールでもあるのか。
真尋くんのそういうの、全く慣れる気がしないんだけど。
一々心臓をぎゅうってつかまれたみたいになる。
困る。
「どこ行くの?」
「あ、ちょっと歩くけど、大丈夫かな。五分くらいで着くから」
「うん。こまりと一緒なら、どこでも行くよ」
「っ……」
だから、そういうの。