冷血CEOにバツイチの私が愛されるわけがない~偽りの関係のはずが独占愛を貫かれて~


 帰省から東京に帰った翌日。

 今日でお盆休みも最終日、そして、私の二十八回目の誕生日。

 午前中はスーパーに買い出しに行き、いつも通り平日帰宅後に食べる常備菜や冷凍お弁当の用意をした。

 誕生日の休日でもやることは通常通り。

 明日からまた始まる日常生活に備えておかないと、疲れて帰宅して後悔するのは自分自身だからだ。

 家事がひと段落したのは、十四時を回った頃。シャワーを浴びに浴室に入った。

 今日も朝からとんでもない猛暑で、近くのスーパーに行って帰ってくるだけで簡単に汗ばんだ。

 それからキッチンで火を使ったりもしたから追い汗をかき、さすがにこの状態で着替えて出かけるのは気が引けるから、汗を流してきれいにしてから支度をすることにした。

 シャワー後、顔にフェイスパックを貼って、髪を乾かしていく。

 昨日の晩の入浴後もフェイスパックをした。

 パックなんて普段はしない。なにか予定の前とか、特別なときにしか基本は使わないけれど、昨日は特になにも考えずに顔に貼っていた。

 無意識に、今日が裕翔さんと約束の日だというのがあったのだろう。

 今日は普段より丁寧にメイクもして、髪もヘアオイルで整えて毛先だけ軽く巻いていく。

 コーディネートは、最近一目惚れで購入したホワイトのドット柄ロングワンピースにした。

< 93 / 172 >

この作品をシェア

pagetop