私は今日も、知らない
わけじゃなかった。

「え、何で...」

腕が震えて、力が入らない。

力を入れようとすればするほど、腕の力が入らない。

震えが止まらない。


「ねえ、なんでよ、お願い...」


私はそのまましゃがみ込んだ。

地面に、ぽつ、ぽつとシミができていった。


「雨...?」

でも、雨なんて降っていない。

そこで初めて、私は泣いてたんだってことに気づいた。



家を出たところで、私は何も変わりやしない...

それが、悔しかった。

悲しかった。




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