二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない
「ごめん、ごめんね…煌」

「俺は大丈夫だから。もう泣くな。惺音がいま傷治してくれたしな?」

「煌のこと死なせたりしなくて本当に良かった…」

「お前に殺されるならそれもまた本望だよ」

「バカ…」



俺が死にそうになったことなんてどうだっていい。



惺音が元気で笑ってくれればそれでいいんだ。



「それで、惺音さん」

「はい…」

「惺音のその妖力、もっと強くなってしかも安定したらしいけど」

「えっ…だからさっきから大きい妖力バンバン使ってもいつもみたいに眩暈とかしないんだ…。部屋の記憶を取り込むのとかも出来るかどうか半信半疑だったんだよね…」

「さすがだな!」



俺は何があっても惺音が大事。



惺音のことを何よりも愛していて、それこそ殺されるのも本望ってくらい。



もう惺音が悲しい思いをするのは嫌だ。



それからその日は惺音と一緒に眠って。



大丈夫、俺が守るから。



俺がずっとそばにいる。



だからもう泣くな、惺音。
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