神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
本土決戦…。神聖アーリヤット皇国の土地で…。
「…イシュメル女王は、アーリヤット皇国を征服しようとしてるのか…?」
「…それは…そこまでは、分かりませんが…」
さすがに、シュニィは言葉を濁らせたが。
今の、キルディリア魔王国軍の動きを見るに、そうとしか考えられない。
動機はある。キルディリア魔王国が、アーリヤット皇国を征服する動機は。
何せキルディリア魔王国の国土は、荒れた大海のど真ん中にある、ちっぽけな島国だけなのだ。
大陸の地続きとなった、広大なアーリヤット皇国の土地は。
キルディリア魔王国にとって、喉から手が出るほど欲しいものだろう。
この勢いのまま、アーリヤット皇国を、第二のキルディリア魔王国に変えてしまえば…。
…そうすれば、最早キルディリア魔王国は、ちっぽけな島国ではない。
キルディリア魔王国は元々、大陸で異端者と見られた古い魔導師達が、遠い、荒れた小島に追放されたことによって出来た国だ。
その小さな島国から、大陸に帰還することは。
キルディリア国民にとって、先祖の無念を晴らす絶好の機会。
自分達魔導師を追い出した奴らに復讐し、奪われた土地を取り戻すのだ。
これほど名誉なことはあるまい。
で、またキルディリア魔王国の魔導師達は、そのように育てられたせいか、無駄にプライドが高いからな…。
「退(ひ)いてくれ」と言われて、「はいそうですか」と引き下がる連中とは思えない。
そして…一方のアーリヤット皇国も。
特にナツキ様は…あの人も、プライドの塊だからな。
膝を折って屈するくらいなら、誇り高く殺された方がマシ、という考えの人。
アーリヤット皇国の国土を侵されても、そう簡単には降伏条約を呑んだりしないだろう。
結果、プライドの高い両軍の戦争は、泥沼化の様相を呈して…。
…。
「…イシュメル女王は、アーリヤット皇国を征服しようとしてるのか…?」
「…それは…そこまでは、分かりませんが…」
さすがに、シュニィは言葉を濁らせたが。
今の、キルディリア魔王国軍の動きを見るに、そうとしか考えられない。
動機はある。キルディリア魔王国が、アーリヤット皇国を征服する動機は。
何せキルディリア魔王国の国土は、荒れた大海のど真ん中にある、ちっぽけな島国だけなのだ。
大陸の地続きとなった、広大なアーリヤット皇国の土地は。
キルディリア魔王国にとって、喉から手が出るほど欲しいものだろう。
この勢いのまま、アーリヤット皇国を、第二のキルディリア魔王国に変えてしまえば…。
…そうすれば、最早キルディリア魔王国は、ちっぽけな島国ではない。
キルディリア魔王国は元々、大陸で異端者と見られた古い魔導師達が、遠い、荒れた小島に追放されたことによって出来た国だ。
その小さな島国から、大陸に帰還することは。
キルディリア国民にとって、先祖の無念を晴らす絶好の機会。
自分達魔導師を追い出した奴らに復讐し、奪われた土地を取り戻すのだ。
これほど名誉なことはあるまい。
で、またキルディリア魔王国の魔導師達は、そのように育てられたせいか、無駄にプライドが高いからな…。
「退(ひ)いてくれ」と言われて、「はいそうですか」と引き下がる連中とは思えない。
そして…一方のアーリヤット皇国も。
特にナツキ様は…あの人も、プライドの塊だからな。
膝を折って屈するくらいなら、誇り高く殺された方がマシ、という考えの人。
アーリヤット皇国の国土を侵されても、そう簡単には降伏条約を呑んだりしないだろう。
結果、プライドの高い両軍の戦争は、泥沼化の様相を呈して…。
…。