神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
…まったく、くだらないことを考えるもんだ。

馬鹿らしい。…実に馬鹿らしいよ。

「…ルイーシュ、何にする?」

「うーん、そうですね…。唐揚げ定食…いや、天ぷら定食も捨て難い…」

ルイーシュは、店内の壁に貼られた、手書きのメニュー表を眺めながら言った。

「よし、間を取って…鶏天定食にします」

そうかい。美味そうだな。

「キュレムさんはどうします?」

「そうだな…。どれも捨て難いが…」

おっ、日替わり定食、ってのもあるぞ。

「おばちゃん、日替わり定食って」

「は、はいっ?」

そんなびっくりしないでくれ。

ちょっと話しかけただけじゃないか。

「今日の日替わり定食って、何?」

「えぇと…今日は、チキン南蛮定食です」

めっちゃうまそ。

チキン南蛮は反則だろ。

もう、それにせずにはいられない。

「じゃあ、それで。鶏天定食と日替わり定食一つずつ」

「か、かしこまりました。少々お待ち下さい…」

「急がなくて良いから、ゆっくり作ってくれ」

他のお客さんもな。

俺とルイーシュのことは気にせず、よく噛んでゆっくり食べてくれ。

でなきゃ、食べた気がしないだろ。
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