客席にいない君へ

1-3 デビュー




 父・母「送った??!」

 ダイニングテーブルには、父と母が、マリを正面に座らせて、自白をさせていた。

 マリ「だって…RaiLと会えると思ったし」
 父「れいるって何だ」
 母「あれよあれ、日本で有名なのよ」

 私はソファーに1人、テレビを付けずに静かに座る。

 マリ「だって…お姉えがレオンと付き合ったら私が妹になれるし」
 ARIA「…?!」
 父「つきあ?」
 母「まあっ」

 何やらおかしなことになった。

 マリ「だって…お姉えがレオンと一緒にいたら私もいれる…見れる…拝める…うわあああああ!!!」
 父「うわあああ?!?」
 母「ど、どうしましょ?!」

 ダイニングテーブルの上にある、白い封筒の中には、【合格通知書】が入っていた。書類審査通過、と。それも大手のとても狭い狭い門で有名なところ、らしい。そんな芸能事務所からのお届け物が、何故か私の家に届いた。

 マリ「お姉えええええー!!」

 うわーん、とマリがテーブルでばたつき始めた。
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