私のお姉ちゃん
どうにかして、朱雨と初姫を別れさせたい。
きっと朱雨のことだ。
初姫が高校を卒業した途端、結婚したいと言うに決まっている。
(この二年の間に、別れさせないと!)
「――――夏姫、ここにいた…!」
病院の休憩スペースで初姫のことを考えていると、隣に立った相手に声をかけられた。
「あ、暁也さん。お疲れ様」
そこには暁也が立っていて、穏やかな表情で見下ろしていた。
「お疲れ様。
探したよ」
「え?」
「返事!」
「あ…あぁ……」
「てか、考えてくれてる?(笑)」
「えぇ、もちろん」
「そう?(笑)
じゃあ、そろそろ返事聞きたいな!」
夏姫は、朱雨とのセフレを解消した頃。
暁也から、結婚を前提に交際を申し込まれていた。
高校生の時から知っていて、大学は別だったが病院で再会し、一緒に仕事をしていく中で、互いに心を通わせていた二人。
しかし夏姫は“初姫を一人に出来ない”と言って、返事を保留にしていた。
「………私も、暁也さんのことは好き。
でも、どうしても……ハツの事が気がかりなの」
「初姫には、朱雨がいるだろ?」
「朱雨じゃダメよ!!
あんな、悪魔……!」
「………」
「………」
「そうだね。
朱雨は、僕の仲間達の中で“一番ヤバい男”だったもんね」
「………」
「でも、初姫のことは“本気みたいだよ?”」
「そんなの、わからないわ!」
「初姫は?
何て言ってるの?」
「あの子はピュアだもん。
朱雨は“自分の利益になることは”上手い。
だから初姫の心なんて、簡単に奪っていける」
「でも初姫が決めたことなら、受け入れるしかないんじゃない?」
「わかってる…」
「とりあえず、見守るしかない。
僕も一緒に見守るから。
夏姫の大切な妹を……!」
暁也には、頭が上がらない朱雨。
暁也がいれば、何かが変わるかもしれない。
そう思い、夏姫は暁也と結婚することを決心し、初姫と三人で暮らし始めたのだ。
きっと朱雨のことだ。
初姫が高校を卒業した途端、結婚したいと言うに決まっている。
(この二年の間に、別れさせないと!)
「――――夏姫、ここにいた…!」
病院の休憩スペースで初姫のことを考えていると、隣に立った相手に声をかけられた。
「あ、暁也さん。お疲れ様」
そこには暁也が立っていて、穏やかな表情で見下ろしていた。
「お疲れ様。
探したよ」
「え?」
「返事!」
「あ…あぁ……」
「てか、考えてくれてる?(笑)」
「えぇ、もちろん」
「そう?(笑)
じゃあ、そろそろ返事聞きたいな!」
夏姫は、朱雨とのセフレを解消した頃。
暁也から、結婚を前提に交際を申し込まれていた。
高校生の時から知っていて、大学は別だったが病院で再会し、一緒に仕事をしていく中で、互いに心を通わせていた二人。
しかし夏姫は“初姫を一人に出来ない”と言って、返事を保留にしていた。
「………私も、暁也さんのことは好き。
でも、どうしても……ハツの事が気がかりなの」
「初姫には、朱雨がいるだろ?」
「朱雨じゃダメよ!!
あんな、悪魔……!」
「………」
「………」
「そうだね。
朱雨は、僕の仲間達の中で“一番ヤバい男”だったもんね」
「………」
「でも、初姫のことは“本気みたいだよ?”」
「そんなの、わからないわ!」
「初姫は?
何て言ってるの?」
「あの子はピュアだもん。
朱雨は“自分の利益になることは”上手い。
だから初姫の心なんて、簡単に奪っていける」
「でも初姫が決めたことなら、受け入れるしかないんじゃない?」
「わかってる…」
「とりあえず、見守るしかない。
僕も一緒に見守るから。
夏姫の大切な妹を……!」
暁也には、頭が上がらない朱雨。
暁也がいれば、何かが変わるかもしれない。
そう思い、夏姫は暁也と結婚することを決心し、初姫と三人で暮らし始めたのだ。