私のお姉ちゃん
「ただい……あ!朱雨くん!」
「ハツ!」
嬉しそうに駆け寄ってきた初姫を抱き締める。
そして、噛みしめるように頬を擦り寄せた。
「朱雨くん、これからよろしくね!」
見上げて微笑む初姫の頬に触れる。
朱雨も嬉しそうに笑った。
初姫が、引っ越しのお祝いに焼肉しようと言い、四人は庭に出て焼肉をすることにした。
「平祐さんも、ありがとうございます!
遠慮なく、食べてくださいね」
「ありがと!
遠慮なく、食べてるよ(笑)」
「暁也さんは?
お酒、持ってきましょうか?」
「ううん。
今日は、GWだからね。
突然呼び出されることがあるから、飲まないでおくよ!
お茶をくれる?」
「はーい!
朱雨くんと、平祐さんは……
あ!平祐さんは、運転手さんだった!」
「いや、飲むよ!」
「え?でも…飲酒運転は……」
「あー、バレないバレない(笑)」
「え…でも……」
「「平祐」」
冗談で言ったのだが、初姫は真面目に受け取り瞳を揺らす。
それを見て朱雨と暁也が、鋭い視線と声で平祐を呼んだ。
「え?あ、冗談だって!(笑)
初姫ちゃん、大丈夫!
軽トラは置かせてもらって、電車で帰るから!」
「あ、そ、そっか!良かった!」
そう言って、酒を取りにキッチンに向かった。
「平祐、そうゆうのハツには通用しないって言ってるよね?」
「初姫は、ピュアなんだから!」
それを見送った朱雨と暁也に言われ、平祐は「すんません…」と謝るのだった。
それから、焼肉や酒も進み……
「ところで暁也さん」
平祐が話を切り出す。
「ん?」
「びっくりしました!
こんな優しい男に変身してるなんて(笑)」
「は?」
「だって!俺等知ってる暁也さんは、威圧感が凄くて、笑った顔も見たことない。
真冬でも半袖で、胸と両腕に昇り龍と蛇がいるヤバい人だったんで……」
「それは、学生の頃の話だよ?」
「でもよく考えたら、暁也さんって裏ではバイク乗り回しながら、医者になる勉強してたんすよね?」
「そうだね」
「普通に考えたら、変な話っすね(笑)
怪我ばっかさせてた人が、怪我を治す人になるための勉強って……(笑)」
「そうだね(笑)
でも、親と約束しててね。
将来医者になる代わりに、好きにしていいって。
だから、とことん“悪”になろうってね(笑)」
「な、なるほど(笑)」
暁也の話を、平祐は感心しながら聞いていた。
「ハツ!」
嬉しそうに駆け寄ってきた初姫を抱き締める。
そして、噛みしめるように頬を擦り寄せた。
「朱雨くん、これからよろしくね!」
見上げて微笑む初姫の頬に触れる。
朱雨も嬉しそうに笑った。
初姫が、引っ越しのお祝いに焼肉しようと言い、四人は庭に出て焼肉をすることにした。
「平祐さんも、ありがとうございます!
遠慮なく、食べてくださいね」
「ありがと!
遠慮なく、食べてるよ(笑)」
「暁也さんは?
お酒、持ってきましょうか?」
「ううん。
今日は、GWだからね。
突然呼び出されることがあるから、飲まないでおくよ!
お茶をくれる?」
「はーい!
朱雨くんと、平祐さんは……
あ!平祐さんは、運転手さんだった!」
「いや、飲むよ!」
「え?でも…飲酒運転は……」
「あー、バレないバレない(笑)」
「え…でも……」
「「平祐」」
冗談で言ったのだが、初姫は真面目に受け取り瞳を揺らす。
それを見て朱雨と暁也が、鋭い視線と声で平祐を呼んだ。
「え?あ、冗談だって!(笑)
初姫ちゃん、大丈夫!
軽トラは置かせてもらって、電車で帰るから!」
「あ、そ、そっか!良かった!」
そう言って、酒を取りにキッチンに向かった。
「平祐、そうゆうのハツには通用しないって言ってるよね?」
「初姫は、ピュアなんだから!」
それを見送った朱雨と暁也に言われ、平祐は「すんません…」と謝るのだった。
それから、焼肉や酒も進み……
「ところで暁也さん」
平祐が話を切り出す。
「ん?」
「びっくりしました!
こんな優しい男に変身してるなんて(笑)」
「は?」
「だって!俺等知ってる暁也さんは、威圧感が凄くて、笑った顔も見たことない。
真冬でも半袖で、胸と両腕に昇り龍と蛇がいるヤバい人だったんで……」
「それは、学生の頃の話だよ?」
「でもよく考えたら、暁也さんって裏ではバイク乗り回しながら、医者になる勉強してたんすよね?」
「そうだね」
「普通に考えたら、変な話っすね(笑)
怪我ばっかさせてた人が、怪我を治す人になるための勉強って……(笑)」
「そうだね(笑)
でも、親と約束しててね。
将来医者になる代わりに、好きにしていいって。
だから、とことん“悪”になろうってね(笑)」
「な、なるほど(笑)」
暁也の話を、平祐は感心しながら聞いていた。