私のお姉ちゃん
遅い朝ご飯…というか、ブランチを終えて、一緒に片付けて、私はソファに座る朱雨くんの膝枕で昼寝をしていた。
朱雨くんはスマホのゲームをしたり、時折私の頭を撫でたりして、穏やかで心地よい感覚に浸りながら意識がなくなって………
しばらくしてまた意識が戻ってきたけど、朱雨くんの膝枕と頭ナデナデが心地よくてそのまま目だけ瞑っていた。
すると、お姉ちゃんが帰ってきた。
「ただい……ん?ハツ、寝てるの?」
「うん、おかえり」
「………てか!
朱雨、その格好何よ!」
「は?」
ん?なんだろ?
私はなんとなく声をかけれなくて、そのままの状態でいた。
「服!!
着ろ!!」
「じゃあ…なんか、ハツに掛ける物持ってきてよ。
いつもは背もたれに膝掛けがかかってるのに、今日はなくてさ。
だからってなんか掛けないと、ハツが風邪引いたら大変だろ?
ハツを膝枕してるから、俺動けないし」
「………」
お姉ちゃんのリビングを出る足音が聞こえて、またすぐ戻ってきた。
朱雨くんのシャツが取られて、タオルケットを掛けられた。
そしてお姉ちゃんの「早く着て!」と言う鋭い声が聞こえてきて、朱雨くんのため息が聞こえてきた。
「てかさ。
そんな怒ることなくない?」
「は?」
「俺の身体見たからって、どうってことないだろ?」
「は?
私、一応女なんだけど?」
「何、純情を気取ってんの?
ハツが言うならわかるが」
「暁也さん以外の男の身体なんか見たくないわよ!」
「………はぁ…そんなに嫌なら“いつでも喜んでここを出てくけど?”」
「は?」
「あ、もちろん。ハツを連れて」
「………」
「………」
「………やめてよ…」
「だったら、俺のすることに文句言うなよ」
「………」
私はますます二人に声をかけることが出来ずに、ただただ会話を聞いていた。
そして同時に………
思ってた通り、お姉ちゃんは“朱雨くんのこと、諦めてないんだ”
と、確信していた。
朱雨くんはスマホのゲームをしたり、時折私の頭を撫でたりして、穏やかで心地よい感覚に浸りながら意識がなくなって………
しばらくしてまた意識が戻ってきたけど、朱雨くんの膝枕と頭ナデナデが心地よくてそのまま目だけ瞑っていた。
すると、お姉ちゃんが帰ってきた。
「ただい……ん?ハツ、寝てるの?」
「うん、おかえり」
「………てか!
朱雨、その格好何よ!」
「は?」
ん?なんだろ?
私はなんとなく声をかけれなくて、そのままの状態でいた。
「服!!
着ろ!!」
「じゃあ…なんか、ハツに掛ける物持ってきてよ。
いつもは背もたれに膝掛けがかかってるのに、今日はなくてさ。
だからってなんか掛けないと、ハツが風邪引いたら大変だろ?
ハツを膝枕してるから、俺動けないし」
「………」
お姉ちゃんのリビングを出る足音が聞こえて、またすぐ戻ってきた。
朱雨くんのシャツが取られて、タオルケットを掛けられた。
そしてお姉ちゃんの「早く着て!」と言う鋭い声が聞こえてきて、朱雨くんのため息が聞こえてきた。
「てかさ。
そんな怒ることなくない?」
「は?」
「俺の身体見たからって、どうってことないだろ?」
「は?
私、一応女なんだけど?」
「何、純情を気取ってんの?
ハツが言うならわかるが」
「暁也さん以外の男の身体なんか見たくないわよ!」
「………はぁ…そんなに嫌なら“いつでも喜んでここを出てくけど?”」
「は?」
「あ、もちろん。ハツを連れて」
「………」
「………」
「………やめてよ…」
「だったら、俺のすることに文句言うなよ」
「………」
私はますます二人に声をかけることが出来ずに、ただただ会話を聞いていた。
そして同時に………
思ってた通り、お姉ちゃんは“朱雨くんのこと、諦めてないんだ”
と、確信していた。