私のお姉ちゃん
初姫の怪我も良くなり……

朱雨と初姫の結婚式が執り行われた。


「――――――ハツ、綺麗…//////」

「ほんと!?
フフ…お姉ちゃんに言われると、凄く嬉しい!」

夏姫と共にバージンロードを歩くため、姉妹揃ってスタンバイをしている初姫。
夏姫に絶賛され、嬉しそうに笑っていた。

「幸せになりな?」

「うん!!」

あれから………朱雨と共に家を出て、マンションで朱雨と暮らしている初姫。

今日、久しぶりに夏姫に会っていた。

「あ、ちゃんと定期的に会いに来てよ!」

「もちろん!!」

「てか、私も行くけど!」

「うん!」

「暁也さんも、会いたがってるしね!」

「フフ…うん!」

「てか、暁也さん。
ハツのオムレツ食べたいって言うのよ。
今度、作り方教えて?
どうしても、ハツと同じにならないのよ…」

「任せて!!」

「………」

「………」

「………」

「ん?お姉ちゃん?」
途端に黙ってしまった夏姫の顔を覗き込む、初姫。

夏姫は泣いていた。
「うぅ…もし、朱雨に泣かされたら言いな!
ぶん殴ってやるから!」

「フフ…うん!
でも、朱雨くんはとっても優しいよ!
“お姉ちゃんに似て”」

「うぅ…
何言ってんの!私の方が優しいわよ!!」

「フフ…!」

「いつでも、帰ってきて良いからね!」

「うん!」

「ちゃんと、ハツの部屋はそのままにしてるから!」

「フフ…うん!
大丈夫だよ!
だから、泣かないで?」

女神のように微笑み、頭を撫でる初姫。

夏姫も、泣き笑いのように微笑んだ。

「………では、初姫さん、お姉さんも!
参りましょう!」

式場のプランナーの声かけに、初姫と夏姫は揃って立ち上がった。


バージンロードをゆっくりを歩きながら、夏姫は初姫を見つめた。

朱雨を始め、暁也達も皆初姫に見惚れている。

やっぱり、私の自慢の妹!
みんなの視線を奪って離さない!

朱雨の所へ着き、夏姫は「ハツのこと、お願いね!」と微笑んだ。
そして、託すように初姫の手を朱雨に渡す。

朱雨も大きく頷き「もちろん!幸せにしかしないよ!」と微笑んだ。

そして初姫も夏姫に向かって……

「今までありがとう!
大好きだよ、私のお姉ちゃん…!!」と、微笑んだ。


その笑顔は夏姫が見てきた中で、一番綺麗な笑顔だった。




私のお姉ちゃんは、美人で、優しくて、強くて、しっかり者。

私の自慢。

私の憧れ。

そして………私の大好きな人。








終



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