遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「そうねぇ、やっぱり宮島かなぁ、でも宮島行くと今からじゃ他は行けないけど」
「明日の名古屋行きの新幹線を遅くすれば午前中にどこか回れる?」
「そうね」
「新幹線はまだ取ってないんだよ、旅館は取ったけどさ」
「うん、それなら広島城とおりづるタワーに明日行こうか」
「決まり!じゃあ今日は宮島へ」
フェリー乗り場までタクシーを使い、宮島に渡った。
「写真撮ろうぜ」
「うん」
日曜日とあって人は凄く多かった。
「あちぃな」
「夏日らしいよ」
チラチラと慶太くんを見ていく人もいたが声をかけられる事はなかった。
きっと背が高いしかっこいからみんな見てしまうんだろう。
サングラスもしていたしキャップも被っていた、名前は聞こえなかったからバレてる様子はなくてのんびりした時間を過ごせた。
「詩織らは遠足とかで来るのか?」
「うーん、高校の遠足は多いみたい、妹とかは行ったって聞いてる、私は原爆ドームとかだったかな」
「へぇ」
「家族でここは来たことあるよ」
「……きれいだな…穏やかな海に赤い鳥居が映える」
慶太くんは景色の写真も撮っていた。
旅行が終わってから投稿しようと何枚も撮っていた。
夕日をバックに詩織が立っている写真も撮ってくれた。
「モデルだ(笑)」
「そう?」
「顔が映ってないけどな」
「ひどーい(笑)」
船に乗り市内へ戻ると夕食を食べる所を考えていた。
「あっさりしたのが食べたいね」
慶太くんがスマホで調べてくれて完全個室の和食の店を予約してくれた。
「個室は助かるな」
「うん、ゆっくりできるしね」