遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
座ってよと広々したリビングのソファにみんなで座った。
「で、どうだった?」
怜奈が聞いた。
「何が?」
「詩織の家に挨拶に行ったんでしょ?」
「うん!喜んでくれたよ、妹達なんて慶太くんのファンだから」
「にしては赤崎は浮かない顔をしてるけど?」
怜奈は鋭い。
「いや、まぁ、喜んでくれたけどちょっと俺が先走りすぎてさ…」
「そんな事ないんだよ、慶太くんはよく動いてくれてるの、私が悪かったのよ」
「ん〜、詩織は黙ろうか、赤崎から話を聞くか」
「むぅ……」
慶太は写真集の撮影が今月末にある事を話した。
「なるほど、だから結婚は売上に響くと」
慶太は頷いた。
「怜奈凄ーい、よくわかったね」
「わかるわ、詩織でもわかったから赤崎が落ちてんでしょうが」
「慶太らしくないよな」
慎吾も言った。
「焦ってたんだよ、結婚もしたい、写真集でたら収入もある、一緒に暮らせないのは元々わかっていたけどまだ学生だし…」
「詩織のさ、先走った発言によって赤崎が焦ったんだね」
「詩織は悪くないよ、結婚したいのは俺も同じ気持ちだし」
「スカウトされないのが慶太には痛手なんだよな」
慎吾は状況も把握しているから慶太の焦りはわかると言う。
「その道を選んだのは赤崎だから」
「うん」
怜奈は昔からズバズバ言う性格だ。
「まだ次の契約があるだろ?」
「もう大学は卒業だからきっとエグジビット10契約が濃厚かな」
「エグ?何?」
詩織が尋ねた。
「簡単に言うと二軍みたいなものだよ」
「なるほど、でもなれないわけじゃないんでしょ?」
「挑戦はできる」
「じゃあ後は慶太くんのがんばりだね」