遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる

「それなら、やっぱり春までにっていうのは無理だよ、詩織」

「怜奈もそう思うよね、私も慶太くんにいいよって言ったの」

「じゃあ、いいじゃん」

怜奈は慶太の方を見た。


「……詩織が楽しみにしてたのになって」

「まだ社会人で1回優勝しただけなんだからあだ名なんてつかないから、まだ無名だよ、詩織達は…まずは全日本に勝たないと」

「……うん、全日本の出場権を得ただけだもんね」

「赤崎はさ、詩織の事は考えなくていいと思うよ」

「むぅ……怜奈、ひどい」

隣で無言で慶太は詩織のほっぺたを指で潰した。

「詩織は本能で喋るし行動する、プレーも同じ、バドをしている時は別人、考えてないのが詩織の長所なのよ」

「えへ、褒められてる?」

そうでもないけどとあっさり怜奈に言われた。

「ぷはっ、何か高校時代を思い出した、2人のやりとりが好きだったんだよな〜」

「おい、慶太、怜奈も好きだったのかよ」

「違うよ、青木と喋っていて表情豊かな詩織を好きになったんだよ、俺からはさ青木は後ろ姿しか見えないんだから」

後ろ姿だけって赤崎もまあまあ失礼だよと怜奈に言われてごめんと慶太は謝った。

「赤崎はいつも笑ってたよね、赤崎を楽しくさせるには詩織しかいないの、それはもう6年も続いてる、詩織に弱音を吐いたっていいんだよ」

「そうだよ、慶太くん、私の籍を入れたい願いはさ、いつか叶う、目の前の事を1つ1つ大事にしていこう」

慶太は頷いた。
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