遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
遠征から早めに1度戻ってきていたようで、練習終わり頃に顔を出したのだ。
「1週間のお休み、ありがとうございました」
「リフレッシュ出来たか?」
「はい、これお土産です」
「ありがとう」
「では失礼します」
「あっ、おい江藤」
「はい?」
「その左手の薬指は……」
「あー、婚約しました(笑)」
「結婚するのか?」
「まだです、この休みで両親に合わせたんです」
「その…相手は」
「ちょっと今は言えません、すみません、いきなりは発表はしませんので、ちゃんと監督にもお知らせします」
「そうか」
ホッとした様だった。
失礼しますと部屋を出た。
やっぱり目立つんだな…
詩織は指輪を見ていた。
シルバーの方が良かったのかな?
そういう問題ではないと皆が思うだろうが夜、慶太くんから電話がかかり、話すと
「そういう色の問題じゃないぞ」
とやっぱり言われた。
「左手の薬指は特別だからな、幅も広いし目立つ、なんなら目立つように広くした」
「そうだったんだー、知らなかった」
「言ってないもん(笑)」
それより聞いてよ〜と松平くんのダメだしの話をした。
「まあ1週間は我慢しろというか体重を絞って元に戻るまでは詩織が我慢だ、実際動いてないんだし、数字で出てるだろ?」
「そっか」
「まあしばらく当たりは強いだろうな、でもそれは詩織の事が気になるからなんだよ、何でもいいから会話したいんだ」
「そうなの?でも逆に嫌いになっちゃうよ」
「それは女に慣れてないからだ、仕方ない(笑)」
「そうなのかー、私たちはラブラブだもんね」
「そうそう、ほっとけ、まつだいらは」
「ほっとくわ、まつだいらは(笑)」
心が楽になって詩織はしばらく過ごす事ができた。