遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
捻挫は大したことなくて、でも素直にコーチに謝る事が出来なくて詩織の所に来たと話してくれた。
「慶太くん、NBAにもし行けなくても私は慶太くんからは離れないから」
「詩織」
「夢は追うことに意味があるのよ、叶っても自分のしてきた事が周りの人達を不快にしたり、自分勝手な行動をしたりするのは違うと思うよ、NBAに入れても慶太くんの事を良くは思わない」
「っ……」
「怜奈みたいに怪我して引退しなくちゃいけなくなるかもしれない、その時に川辺くんが寄り添ってくれているように慶太くんには私がいるよ、しんどいなら日本に帰ってきてもいいんだから……ね」
「し...おり」
「しんどかったね、明日コーチに謝って合流しよう、赤崎慶太は日本代表なんだよ、私はまだまだだけどね(笑)」
慶太くんは泣きながら詩織の胸の中で頷いた。
「ごめん……」
「私こそ帰ってきてイライラしててごめん」
慶太くんは頭を横に振ってくれた。
「明日戻るから詩織を抱かせて欲しい、また頑張るから……うっ……」
「いいよ、またしばらくお別れだね」
「詩織……好き、本当に好き」
慶太は体中にキスを這わせて行く。
「詩織の身体は最初に見た時から俺のだからな」
少し照れたように、そして泣いたのを恥ずかしそうに……自分の涙を指で押さえながら詩織の中にゆっくりと入った。
「あっ……慶太くん……」
「くっ、締まる……ハァハァ……んっ、好き、詩織……詩織」
「慶太くん……イッ……」
この日だけは朝まで2人は抱き合った。
次の日の事も頭にないくらいに、何度も、何度も……