遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる

正直、実業団チームの中では1番フォロワー数が多かった。

引退しても日常を投稿しており今はインフルエンサーといってもいいくらいだ。

まあ、可愛いんだよな怜奈って……

詩織はSNSには全く興味はなく、会社の為に会場を撮るくらいで、広報がいるからいいやと思っている。

「広報の方に写真掲載の許可をもらったんでいいですか?」

と先輩達と写真を撮っていた。

バドミントン界を盛り上げるために会社としてもOKを出したのだろう。

実際名古屋では会社が怜奈の人気にあやかってバドミントン教室を開いているほどだ。

指導の契約をしていると怜奈からはこの前に聞いていた。

高校時代からしっかり者の怜奈だから仕事にも結び付けれるんだろうな…


「詩織〜、おいでよ」

呼ばれて一緒に写真を撮った。

「詩織、悩んでない?大丈夫?」

「ん〜、悩んでる……」

「練習終わったらご飯でも食べよ、この前はあまり時間がなかったし、ねっ」

「ありがとう」

「泊まっているホテルの場所、送っておくね、また後で」

怜奈はみんなに挨拶をして体育館から出ていった。

19時までの練習の後、松平くんから食事のお誘いがきたけど怜奈と約束してるのと言うと、優先してと言う事だった。

食事に誘ってくれるのは嫌じゃないけど、先週もミーティングが長引き食事には行けていない。

練習の時でよくないかなぁとなんとなく詩織は思っていた。

まあ、自分は混合ダブルスが初めてだし、何か言いたい事があるのかもしれない…

詩織は1度家に帰り、久しぶりにチームジャージ以外の服に着替えた。
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