遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「お腹すいたぁ」
「何も食ってねぇの?」
「うん、昼に社食で肉うどんを食べたきりだからぐうぐういってる(笑)」
「カフェとか行けばよかったのに」
「そんな時間はなかったのー」
3人はバイキング会場で慶太の両親と合流して各自お皿に入れていく。
「ぷっ、詩織、取りすぎだろ(笑)」
「えっ」
他の人のお皿を見て赤くなった。
「恥ずかしい……」
「食べれるならいいのよ」
お母さんがフォローしてくれた。
「食べれます!」
お父さんはビールを今日も飲み、お皿にはつまみ系のものが…お母さんはサラダを中心にスープや果物を取っていた。
「詩織って野菜あんまり食べないよな」
「うっ、バレてる?」
「なんとなく食べてるイメージがないかな〜って」
慶太くんに言われた。
「トマトは大好きなんだけどね、どうしてもご飯とお肉にいっちゃう」
「まだ若いんだから好きな物を食べるといいよ」
「そうそう、詩織ちゃんは食べっぷりがよくて見ていて気持ちいいからね」
「まあ俺と変わらないくらい食べるな」
「う〜、結構試合前はセーブするから今が1番食べる時なのです」
「いいよ、食え(笑)」
慶太くんが言ってくれて詩織はたくさん食べたのだった。
今日は熱いものは慶太くんが待てをしてくれたので落ち着いて食べれた。
きっと周りにたくさんの人がいたからだろう。
明日から練習が再開の為、慶太くんのご両親と翔太くんに挨拶をして、慶太くんの部屋へ戻った。
戻る前に翔太くんから耳打ちされて部屋に入ると、シャワーしてこいよと慶太くんに言われたから早速バスルームに向かう。