#shion【連載中】
「おお……これがアニメでよく見る“お祭り”……!」
秋祭りの会場に足を踏み入れた僕は、目の前に広がる光景に思わず声を漏らした。
灯る提灯、にぎやかな屋台、ふわりと鼻をくすぐる甘い香り───
今まで遠くに感じていた“季節の風景”が、今日はやけに身近に思えた。
日が落ちるのが早くなった。
夜の闇のなかに浮かぶオレンジ色の光が、どこか懐かしい。
子どものように目を輝かせる僕を見て、桜井さんが肩をすくめる。
「律くん、そんなに感動しなくても……」
チョコバナナ、たこ焼き、イカ焼き、あんず飴、10円パン、チュロス、フライドポテト。
僕は目に入るものを片っ端から口に出していて、まるで文字を覚えたての子どもみたいだった。
「ごめん、考えてみたら……こういうの、初めてでさ」
自分でも、ちょっとはしゃぎすぎてるのは分かっていた。
でも、中学時代の僕には、誘ってくれる友達なんていなかったんだ。
桜井さんが、わざとらしく僕の頭をくしゃっと撫でてくる。
「今日の律くん、ちょっとかわゆし、だね」
「さくらは、何か食べたいのある? おすすめとか、あったら教えて」
「あるよ〜。……まぁ待て、まずはレインボーわたあめと、いちご飴でしょー!」
花火までは、まだ少し時間がある。
僕たちは次々と屋台を巡って、手にいっぱいの食べ物を抱えて川べりを目指した。
人混みに弱い僕は、なるべくぶつからないように身を縮めながら、隙間を縫って歩く。
やっと少しだけ開けた場所に出たところで、桜井さんが得意げにわたあめを差し出した。
「ふふふ〜、律くん、これ絶対撮りたくなるでしょ?」
じゃーん、と目の前に差し出されたレインボーのわたあめ。
ふんわりと三角形のシルエットが、夜の光に映えてまるで綿の宝石みたいだった。
「わ、かわいい……!」
僕は思わずスマホを構え、角度を吟味しながら写真を撮った。
その後、二人で両端からわたあめをかじる。
口の中で甘くほどける綿菓子が、どこかくすぐったかった。
「わたあめにかじりつくのって、背徳感あるよね……」
「ほらほら律くん、この宝石みたいないちご飴も、ちゃんと撮らないと!」
「……撮るッ」
最近の桜井さんは、完全に僕の趣味を把握している。
僕の“好き”を的確に突いてきて、距離感の取り方がとても上手な人だと思う。
「ね、律くん、もしかして、花火の写真も撮りたい、よね?」
ねえ、律くん。……もしかして、花火も撮りたいでしょ?」
「もちろん」
即答した。
だって司音と、約束したから。
きれいな花火を撮って、送るって。
「じゃあさ、……うち来ない? あのマンション、私の家。
毎年、部屋からすっごく綺麗に見えるの。今日は誰もいないし、律くんが気を遣わずに見られると思うよ」
川沿いの少し離れた場所に、ぽつんと立っているマンション。
突然の提案に、僕は少しだけ戸惑った。
「でも……いいの?」
「大丈夫。ここだと人が多すぎて、律くんとちゃんと話せない。
ね? 人混み、苦手でしょ。……急げば間に合うから。行こ?」
遠くで子どもが泣いている声。
桜井さんがそっと僕の手を握ったとき、その手の温度に、僕の躊躇はかき消されていた。
「さくら、……いいの?」
「もちろん。来年は、脚本班みんなで見ようね」
*
15分ほど歩いて、マンションに着いた。
「律くん、ここ、座っていいからね」
桜井さんの部屋は、きれいで落ち着いた雰囲気だった。
無駄なものがなくて、それでいてちゃんと生活感もある───“さくららしい”部屋。
彼女は、ベッド横の窓のカーテンを開け、僕を手招きする。
暗くした室内に、夜風が静かに流れ込む
僕はそっとベッドに腰を下ろし、窓辺に顔を近づけた。
ふわりと甘い香りが鼻先をくすぐる。───桜井さんがいつもつけているヘアオイルの香り。
「……ほんとだ。ここ、すごく特等席だね」
「でしょー? ね、いっぱい撮っていいからね」
どんっ、と空が鳴る。
ひゅう、と上がり、ぱっ、と弾ける───夜空に大輪の光が咲いた。
「すご……きれ……」
思わず息を呑む。
想像していたより、ずっと綺麗で、ずっと大きい。
絵の具がこぼれ落ちるみたいに、光がふわっと消えていく。
その余韻に浸る間もなく、次の光が追いかけてくる。
僕は呆けたまま見とれてしまい、写真の存在すら忘れていた。
「律くん、なんか飲む?」
「え、あっ、ごめん……ぼーっとしてた。綺麗すぎて」
「ふふ。ぼーっと花火に見とれてる律くんの横顔、ちょっと可愛かったよ」
ジュースを手に戻ってきた桜井さんが、僕の横に並ぶ。
同じ高さで夜空を見上げる、その距離感がやけに近く感じた。
「写真、撮れた?」
「うん、さっきの一枚。……すごくいいのが」
「まだまだこれからだよ〜。もっと大きいの、滝みたいなの、色々あるから」
桜井さんは毎年ここで見てるからなのか、花火のプログラムに詳しい。
「次、タイミングばっちりだよ」って、シャッターチャンスも教えてくれる。
「ね、律くん、そのチョコバナナ、半分ちょーだい」
「いいよ、ほら」
「あーん」
「……。はい、さくら、あーん」
花火がまた一つ、夜空に咲いた。
濃紺の空を切り裂くように、白い光が広がっていく。
その瞬間、僕の手の中のスマホが、ふと止まる。
カメラを構えたまま、シャッターを切れずにいた。
───きれいだ。
それしか、思いつかなかった。
あまりに綺麗すぎて、レンズ越しではなく、この目で見ていたくなった。
儚くて、瞬間的で、まるで夢みたいな光。
今、僕が見ているこの景色。
ちゃんと司音に伝えられるだろうか。
この空気も、光の余韻も、花火が胸を震わせた音も───。
そんなふうに考えていたら、いつの間にか視線が遠くを見ていた。
遠く、でも、心の一番近くにいる“誰か”を思いながら。
目の端にあったはずの桜井さんの存在が、ふと、少し遠ざかった気がした
「……ずるいよ、律くん」
その一言が、まるで夜の静けさを裂くように、そっと落ちた。
囁くような声に、はっと顔を上げた。
その瞬間──首筋を、ふわりと何かが撫でた。
猫の毛のように柔らかな感触。
すぐに、それが桜井さんの髪だと気づく。
次に、うなじの脇にあたたかなものが触れた。
───唇。
何が起きたのか理解するまで、少し時間がかかった。
まるで、最近の司音みたいに。
ちょっとだけ反応が遅れて、感情の処理が追いつかなかった。
夜空には、まるで大きな流れ星のような光が昇っていく。
いくつも、いくつも。
菊のように広がって、柳のように垂れ下がる光のシャワー。
鼻先をかすめる甘い香り。
重なる光と音と匂いに、脳が処理順を見失っていた。
───その間に、背後からそっと、抱きしめられていた。
「……だって、律くんが嘘ついたんだもん」
背中から、震える声が届く。
「何度聞いても、『恋人なんていない』って言う。
でも、律くん……ほんとは、すごく嘘、下手だよ」
その言葉に、僕の心がふるえる。
ずっと誤魔化していた“心の居場所”が、桜井さんには見えていたのかもしれない。
押しつけられる柔らかな膨らみ。
その温度に、理性が一瞬で揺らいでいく。
「さくら、っ───」
「嘘ついてるのに、期待ばっかり持たせるのって……ずるいよ」
───そして、振り向いた僕の唇は、奪われていた。
細い指が僕の頬をそっと撫で、何度も、唇が重ねられる。
感情と衝動がこぼれ出すみたいに、止まらなくて。
……桜井さんらしくない、強引なキスだった。
次の瞬間、手首を掴まれ───僕の手が、そっと導かれる。 膨らみの上に、重ねられて。
衣擦れの音が耳の奥に落ちていく。 胸が、じわりと熱くなる。 花火の音が、遠く遠くへ、溶けていった。
その指が、僕の指に絡んでくる。 そして、震えながら、僕の手をそっと押し当てて───
濡れた舌が、僕の唇をなぞる。
その瞬間、脳が、ぐらぐらと揺れた。 頭が真っ白になり、思考がとろけそうになる。
体の熱がじわりと高まって、ほんのわずかに、口が、開きかけた。
でも、その奥で、誰かの声がする。
───律、君の心が揺れてるときこそ、ちゃんと聞かせて?
……司音。
僕は、今、司音に、なんて言えばいい?
周囲の音が、ゆっくりとフェードインしてくる。
パチパチと、火薬が弾ける音が遠くから戻ってきた。
その瞬間、僕は桜井さんの手を、そっと振りほどいた。
「……ごめん。僕、嘘をついてた」
うつむいたまま、言葉を絞り出す。
「本当は、すごく、すごく大切な人が、いるんだ。 だから───さくらの気持ちには、応えられない」
喉の奥が詰まって、嗚咽がこぼれそうになる。
でも、奥歯を強く噛んで、涙を堪える。
それなのに───先に泣き出したのは、桜井さんだった。
「うん……知ってた。
……ごめん、私こそ。本当に、ごめん」
顔を隠すように、肩をすくめて。
その背中が、小さく震えていた。
「……律くんに、今夜のことは……忘れてほしい」
秋祭りの会場に足を踏み入れた僕は、目の前に広がる光景に思わず声を漏らした。
灯る提灯、にぎやかな屋台、ふわりと鼻をくすぐる甘い香り───
今まで遠くに感じていた“季節の風景”が、今日はやけに身近に思えた。
日が落ちるのが早くなった。
夜の闇のなかに浮かぶオレンジ色の光が、どこか懐かしい。
子どものように目を輝かせる僕を見て、桜井さんが肩をすくめる。
「律くん、そんなに感動しなくても……」
チョコバナナ、たこ焼き、イカ焼き、あんず飴、10円パン、チュロス、フライドポテト。
僕は目に入るものを片っ端から口に出していて、まるで文字を覚えたての子どもみたいだった。
「ごめん、考えてみたら……こういうの、初めてでさ」
自分でも、ちょっとはしゃぎすぎてるのは分かっていた。
でも、中学時代の僕には、誘ってくれる友達なんていなかったんだ。
桜井さんが、わざとらしく僕の頭をくしゃっと撫でてくる。
「今日の律くん、ちょっとかわゆし、だね」
「さくらは、何か食べたいのある? おすすめとか、あったら教えて」
「あるよ〜。……まぁ待て、まずはレインボーわたあめと、いちご飴でしょー!」
花火までは、まだ少し時間がある。
僕たちは次々と屋台を巡って、手にいっぱいの食べ物を抱えて川べりを目指した。
人混みに弱い僕は、なるべくぶつからないように身を縮めながら、隙間を縫って歩く。
やっと少しだけ開けた場所に出たところで、桜井さんが得意げにわたあめを差し出した。
「ふふふ〜、律くん、これ絶対撮りたくなるでしょ?」
じゃーん、と目の前に差し出されたレインボーのわたあめ。
ふんわりと三角形のシルエットが、夜の光に映えてまるで綿の宝石みたいだった。
「わ、かわいい……!」
僕は思わずスマホを構え、角度を吟味しながら写真を撮った。
その後、二人で両端からわたあめをかじる。
口の中で甘くほどける綿菓子が、どこかくすぐったかった。
「わたあめにかじりつくのって、背徳感あるよね……」
「ほらほら律くん、この宝石みたいないちご飴も、ちゃんと撮らないと!」
「……撮るッ」
最近の桜井さんは、完全に僕の趣味を把握している。
僕の“好き”を的確に突いてきて、距離感の取り方がとても上手な人だと思う。
「ね、律くん、もしかして、花火の写真も撮りたい、よね?」
ねえ、律くん。……もしかして、花火も撮りたいでしょ?」
「もちろん」
即答した。
だって司音と、約束したから。
きれいな花火を撮って、送るって。
「じゃあさ、……うち来ない? あのマンション、私の家。
毎年、部屋からすっごく綺麗に見えるの。今日は誰もいないし、律くんが気を遣わずに見られると思うよ」
川沿いの少し離れた場所に、ぽつんと立っているマンション。
突然の提案に、僕は少しだけ戸惑った。
「でも……いいの?」
「大丈夫。ここだと人が多すぎて、律くんとちゃんと話せない。
ね? 人混み、苦手でしょ。……急げば間に合うから。行こ?」
遠くで子どもが泣いている声。
桜井さんがそっと僕の手を握ったとき、その手の温度に、僕の躊躇はかき消されていた。
「さくら、……いいの?」
「もちろん。来年は、脚本班みんなで見ようね」
*
15分ほど歩いて、マンションに着いた。
「律くん、ここ、座っていいからね」
桜井さんの部屋は、きれいで落ち着いた雰囲気だった。
無駄なものがなくて、それでいてちゃんと生活感もある───“さくららしい”部屋。
彼女は、ベッド横の窓のカーテンを開け、僕を手招きする。
暗くした室内に、夜風が静かに流れ込む
僕はそっとベッドに腰を下ろし、窓辺に顔を近づけた。
ふわりと甘い香りが鼻先をくすぐる。───桜井さんがいつもつけているヘアオイルの香り。
「……ほんとだ。ここ、すごく特等席だね」
「でしょー? ね、いっぱい撮っていいからね」
どんっ、と空が鳴る。
ひゅう、と上がり、ぱっ、と弾ける───夜空に大輪の光が咲いた。
「すご……きれ……」
思わず息を呑む。
想像していたより、ずっと綺麗で、ずっと大きい。
絵の具がこぼれ落ちるみたいに、光がふわっと消えていく。
その余韻に浸る間もなく、次の光が追いかけてくる。
僕は呆けたまま見とれてしまい、写真の存在すら忘れていた。
「律くん、なんか飲む?」
「え、あっ、ごめん……ぼーっとしてた。綺麗すぎて」
「ふふ。ぼーっと花火に見とれてる律くんの横顔、ちょっと可愛かったよ」
ジュースを手に戻ってきた桜井さんが、僕の横に並ぶ。
同じ高さで夜空を見上げる、その距離感がやけに近く感じた。
「写真、撮れた?」
「うん、さっきの一枚。……すごくいいのが」
「まだまだこれからだよ〜。もっと大きいの、滝みたいなの、色々あるから」
桜井さんは毎年ここで見てるからなのか、花火のプログラムに詳しい。
「次、タイミングばっちりだよ」って、シャッターチャンスも教えてくれる。
「ね、律くん、そのチョコバナナ、半分ちょーだい」
「いいよ、ほら」
「あーん」
「……。はい、さくら、あーん」
花火がまた一つ、夜空に咲いた。
濃紺の空を切り裂くように、白い光が広がっていく。
その瞬間、僕の手の中のスマホが、ふと止まる。
カメラを構えたまま、シャッターを切れずにいた。
───きれいだ。
それしか、思いつかなかった。
あまりに綺麗すぎて、レンズ越しではなく、この目で見ていたくなった。
儚くて、瞬間的で、まるで夢みたいな光。
今、僕が見ているこの景色。
ちゃんと司音に伝えられるだろうか。
この空気も、光の余韻も、花火が胸を震わせた音も───。
そんなふうに考えていたら、いつの間にか視線が遠くを見ていた。
遠く、でも、心の一番近くにいる“誰か”を思いながら。
目の端にあったはずの桜井さんの存在が、ふと、少し遠ざかった気がした
「……ずるいよ、律くん」
その一言が、まるで夜の静けさを裂くように、そっと落ちた。
囁くような声に、はっと顔を上げた。
その瞬間──首筋を、ふわりと何かが撫でた。
猫の毛のように柔らかな感触。
すぐに、それが桜井さんの髪だと気づく。
次に、うなじの脇にあたたかなものが触れた。
───唇。
何が起きたのか理解するまで、少し時間がかかった。
まるで、最近の司音みたいに。
ちょっとだけ反応が遅れて、感情の処理が追いつかなかった。
夜空には、まるで大きな流れ星のような光が昇っていく。
いくつも、いくつも。
菊のように広がって、柳のように垂れ下がる光のシャワー。
鼻先をかすめる甘い香り。
重なる光と音と匂いに、脳が処理順を見失っていた。
───その間に、背後からそっと、抱きしめられていた。
「……だって、律くんが嘘ついたんだもん」
背中から、震える声が届く。
「何度聞いても、『恋人なんていない』って言う。
でも、律くん……ほんとは、すごく嘘、下手だよ」
その言葉に、僕の心がふるえる。
ずっと誤魔化していた“心の居場所”が、桜井さんには見えていたのかもしれない。
押しつけられる柔らかな膨らみ。
その温度に、理性が一瞬で揺らいでいく。
「さくら、っ───」
「嘘ついてるのに、期待ばっかり持たせるのって……ずるいよ」
───そして、振り向いた僕の唇は、奪われていた。
細い指が僕の頬をそっと撫で、何度も、唇が重ねられる。
感情と衝動がこぼれ出すみたいに、止まらなくて。
……桜井さんらしくない、強引なキスだった。
次の瞬間、手首を掴まれ───僕の手が、そっと導かれる。 膨らみの上に、重ねられて。
衣擦れの音が耳の奥に落ちていく。 胸が、じわりと熱くなる。 花火の音が、遠く遠くへ、溶けていった。
その指が、僕の指に絡んでくる。 そして、震えながら、僕の手をそっと押し当てて───
濡れた舌が、僕の唇をなぞる。
その瞬間、脳が、ぐらぐらと揺れた。 頭が真っ白になり、思考がとろけそうになる。
体の熱がじわりと高まって、ほんのわずかに、口が、開きかけた。
でも、その奥で、誰かの声がする。
───律、君の心が揺れてるときこそ、ちゃんと聞かせて?
……司音。
僕は、今、司音に、なんて言えばいい?
周囲の音が、ゆっくりとフェードインしてくる。
パチパチと、火薬が弾ける音が遠くから戻ってきた。
その瞬間、僕は桜井さんの手を、そっと振りほどいた。
「……ごめん。僕、嘘をついてた」
うつむいたまま、言葉を絞り出す。
「本当は、すごく、すごく大切な人が、いるんだ。 だから───さくらの気持ちには、応えられない」
喉の奥が詰まって、嗚咽がこぼれそうになる。
でも、奥歯を強く噛んで、涙を堪える。
それなのに───先に泣き出したのは、桜井さんだった。
「うん……知ってた。
……ごめん、私こそ。本当に、ごめん」
顔を隠すように、肩をすくめて。
その背中が、小さく震えていた。
「……律くんに、今夜のことは……忘れてほしい」