転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 昼寝から起きたら、アークスを遊びに誘うよう、事前にイヴェリオから頼まれていた。
 日頃は、国王としての勉強と政務でいっぱいいっぱいのアークスを、少し遊ばせてやろうと思ったようだ。

「……リリカ、そのドレス可愛いね」
「でちょ! かあいい」

 声をかけるなり、アークスがドレスを誉めてくれたのでリリカはご満悦である。
 ちゃんとお着替えしたのに気づくあたり、アークスは偉い。これは、イヴェリオの指導が入っているのだろうか。

「リリカ、その服でできるのか?」
「だいじょーぶ! これ、よごれてもいいってマーシャがいった」
「それなら、いい」

 ふりふりなのだが、これは外遊び用のドレスらしい。
 汚れがつきにくくなるようあらかじめ魔術が施されている上に、ついた汚れも落ちやすいという。何かと服を汚しがちな小さなお子さんにはぴったりのドレスだ。

「やり方わからないから、教えてくれる?」
「いいよ! アークは、これもって!」

 リリカがアークスに持たせたのは、大きなハンマーだ。
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