転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 アークスを侮(あなど)っていたかもしれないと、ちょっと反省する。アークスが国王になって三年以上が過ぎた。
 きっとまだまだ勉強中で、政務の大半はイヴェリオがやっているのだろうと勝手に思っていたのだ。思い込みは、よくない。
 三人で昼食を食べてから、午後のお茶の時間までは、イヴェリオとアークスは政務。体力が尽きたリリカは、少しお昼寝。
 アークスはイヴェリオを連れて、屋敷の中を案内してもらっているそうだ。もっと幼かった頃は、何度もこの屋敷を訪問していたらしい。

(……ふたりは仲良しなんだな)

 幼くして両親を失ったアークスにとって、イヴェリオは頼れる親戚であるのと同時に、兄のような心許せる相手なのだろう。
 日頃、ストレスの多い生活をしているのだろうから、ここにいる間だけでも心穏やかに過ごせればいい。
 昼寝から起きたところで、ドレスを着替える。
 今度は、水色のドレス。やはりふりふりふわふわだが、ティータイムの前に外遊びをするため、アークスの出迎えをした時よりは少し飾りの少ないものだ。

「モグラたたきしゅる! アークもちまちょ?」
「モグラ叩き?」

< 102 / 265 >

この作品をシェア

pagetop