転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 作業を終え、森から採取してきた夜鳴草の種と、公爵家でドミが採取した種を両方植える。これから、王宮魔術師達が、様々な実験を行うのだ。

「これが完成したら、魔力回復薬を大量に作れるようになる。よろしく頼む」

 イヴェリオがそう言うと、魔術師達からも「かしこまりました」と返事が返ってくる。リリカは、イヴェリオのもとを離れて、とてとてとカルロスの方に近づいた。

「リリカでしゅ。よろちくおねがいちましゅ」
「……あ、ああ」

 改めてリリカに挨拶されて、カルロスは戸惑ったように目を瞬かせた。
 最初にリリカがここに来ることに反対したのは所長の彼だから、リリカの方からもう一度挨拶するのに驚いたらしい。

「カユロシュしゃんは、ここのえらいひとでしゅか?」
「……ああ」
「よなきしょうはとてもせんしゃいでしゅ。まりょくのしぇいぎょ、ちょっとまちがうとすぐにかれゆでしゅ」

 リリカに重ねて言われ、眉間に皺を寄せる。やはり、リリカに指示を出されるのには抵抗があるようだ。
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