転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 そもそもリリカが王宮に来ることになった原因は、魔力暴走を警戒してのものではなかったのだろうか。問いかけてみたら、なんてことないように返された。

「もう、リリカが暴走することはないだろう。トワとの仲は非常に良好だし、魔力の制御も問題ない。たぶん、トワが見えないところで手伝っているのだろうな。とてもスムーズに魔力が流れているよ」
「しょれならいい」

 イヴェリオが大丈夫だと判断したのなら、問題ない。
 アークスと手を繋ぎ、並んで歩く。兄ができたみたいで、ちょっと嬉しい。
 思わずスキップしようとしたけれど、身体がついてこない。片足を上げて、ぴょんぴょん跳ねるみたいになってしまった。

「スキップの練習が必要だね」
「……むぅ」

 ちょっぴりふくれっ面になってしまったが、アークスが楽しそうだからまあいいか。
 スキップもどきを繰り返しながら、魔術研究所の方に向かう。

「ここも、実験場に使うんだって。その前に、土をよく混ぜないといけないから、ついでに遊ばせてもらおうと思って」

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