転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「ここを、陛下のお庭にしました。今は、庭師が整備しているところです。リリカ様がお目覚めになる頃には用意できます」
「リリカと遊べるように、僕からお願いしたんだ」

 イヴェリオに紙を見せながら、アークスは自慢顔になる。

「……ん?」

 リリカも、こっそりと置かれた紙をのぞき込む。王宮の見取り図のようだ。侍従が指さしているのは、魔術研究所の側にある土地だ。
 今は何にも使われていない場所らしい。

(……何するつもりなんだろ)

 とは思うが、リリカがこれ以上口を挟めるところではないので、黙っておく。
 昼食を食べたらすっかり眠くなってしまったので、自分からソファによじ登って横になる。
 目を覚ました時には、お腹にブランケットがかけられていた。きっと、イヴェリオが用意してくれたのだろう。
 リリカが昼寝から起きるのを待っていたかのように、アークスが顔をのぞかせた。

「リリカ、遊びに行こう。イヴェリオも行く?」
「私は、こちらで作業の続きを」
「あたちがぼうちょうちたら?」

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