転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「なるほど……土の中を、魔力が流れているのがわかるね。リリカも、ドミのはわからないの?」
「わかんない」
「イヴェリオにも、試してもらおうか。あと、ドミにも来てもらう? 本当に、彼がやった時はわからないのか、僕も気になるし」

 アークスの指示で、後日改めてドミを呼んで実験することになった。
 ちょっと遊ぶつもりが、こんなにも大(おお)事(ごと)になってしまうなんて国王というのは大変な職業らしい。


 * * *



 リリカを連れて王宮に赴くのも、すっかり慣れてしまった。

「リリカ、今日はどうするんだ?」
「んー、とちょかんにいく。エーベユちほうののうしゃくぶつにちゅいてちらべゆ」
「レーベル地方の農作物? なにかあったかな」
「おこめ! おこめちゅくってゆ!」
「ああ……パエリアなどに使う穀物だね。それがどうかしたのかな」
「おこめちゅくってないときに、むぎをちゅくりたい」

 うん、とうなずいたリリカは、胸の前で短い腕を組む。レーベル地方では米を作っているのだが、水田を使っていない時季に麦を育てられないか調査中らしい。

「……あとしょば。ガエットちゅくゆ」
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