転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 以前とは違い、イヴェリオは毎日屋敷に戻っている。だが、リリカが寝た後も仕事をしているのを知っていた。
 顔を合わせた時に疲れている気配はないからリリカも油断していたけれど……。

「いや。そんなものは食べなくても徹夜できる」
「ちがーう!」

 しれっと、そんな顔でとんでもないことを言われても。リリカは、ふたりの前で指を振った。

「キャンディ、じょーよーはよろちくないでしゅ。カユロシュしゃんを信じていたのに……」

 常用はよくないとちゃんと説明したし、説明書にも書いておいたのに。真面目そうなカルロスが、率先して常用するとは思っていなかった。

「パパも! てちゅやはよろちくないでしゅ。『はたらきかたかいかく』をちましゅ!」

 リリカにまで、やれることをやらせているから、この国に人手が足りないのはわかっている。リリカの場合、仕事をしなければただ飯ぐらいのようで落ち着かないからともかくとして、本来なら子供を働かせるのはよろしくない。

「キャンディはおいしゃしゃんにあじゅけます!」
「えー!」

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