転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「呼び出すだけで魔力を使うのだろう。リリカの身体に、影響はないのか」
「ないよ! あと、トワにもあじみ、ちてほちかった」

 甘いものは、幸せにしてくれる。甘いものは興味ないだろうと思ったが、イヴェリオにも差し出してみた。

「おいち?」
「……そうだな、悪くない」

 トワ同様、リリカの手からそのまま口に入れたものだからびっくりしてしまう。

(そうだよねえ、まだ若いんだもんねぇ……)

 なんて年よりじみた感想を抱いてしまったが、イヴェリオは前世のリリカより年下なのである。それで、一国を背負おうとしているのだから、できるだけフォローはしてやらなくては。
 ――なんて、上から目線過ぎか。
 とにかく、今はリリカなりの方法で彼の手伝いをしようと、王宮図書館から運ばれてきた古文書に手を伸ばす。
 こうして、たくさんの文字に触れられるのは幸せだ。前世では、英語の本を読むこともあった。中学生の頃につまずいたので、大人になってから勉強し直すのは大変だった。
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