転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「……ええ。夜寝る前に読書をするのが何よりの楽しみでして」
リリカにそう答えたヴォルガは、イヴェリオの方に向き直った。なんでも、夜寝る前にハーブティーと共に読書をするのが一番の趣味なのだそうだ。
「どんなごほん? あたちは、これ!」
馬車に飛び乗り、木箱の中をひっかき回して、本を取り出す。
前世の記憶がある分、リリカは様々な書物を読みこなせる。大人でも、困難と思われる本も読めるが、さすがにヴォルガの前でそれは出さない。
リリカが取り出したのは、マーサが勧めてくれた絵本だった。
魔王に捕らえられた姫君を助ける精霊使いのお話だ。
「これは、素晴らしいご本ですな」
「でしょー! マーシャのおしゅしゅめ! マーシャはあたちのうば!」
本を誉められて、一気に機嫌が上昇した。赤い革表紙の本は、彩色豊かな美しい挿絵がふんだんにちりばめられている。
文字も各ページ、最初の一文字は飾り文字になっているなど、書体にも気を配って作られた作品。貴族にふさわしい美しさだ。
「ヴォルガしゃんは?」
「はは。リリカ様には、少々難しいかもしれませんが」
リリカにそう答えたヴォルガは、イヴェリオの方に向き直った。なんでも、夜寝る前にハーブティーと共に読書をするのが一番の趣味なのだそうだ。
「どんなごほん? あたちは、これ!」
馬車に飛び乗り、木箱の中をひっかき回して、本を取り出す。
前世の記憶がある分、リリカは様々な書物を読みこなせる。大人でも、困難と思われる本も読めるが、さすがにヴォルガの前でそれは出さない。
リリカが取り出したのは、マーサが勧めてくれた絵本だった。
魔王に捕らえられた姫君を助ける精霊使いのお話だ。
「これは、素晴らしいご本ですな」
「でしょー! マーシャのおしゅしゅめ! マーシャはあたちのうば!」
本を誉められて、一気に機嫌が上昇した。赤い革表紙の本は、彩色豊かな美しい挿絵がふんだんにちりばめられている。
文字も各ページ、最初の一文字は飾り文字になっているなど、書体にも気を配って作られた作品。貴族にふさわしい美しさだ。
「ヴォルガしゃんは?」
「はは。リリカ様には、少々難しいかもしれませんが」