転生幼女と宰相パパは最強コンビ
ヴォルガが見せてくれたのは、この国の旅行記だ。ガイドブックというものはこの国には存在しないため、旅行記がガイドブックのような役割を果たすらしい。
見せてくれたのは一冊だけだが、もう一冊、別の旅行記も鞄の中に入っているようだ。そちらのタイトルもすかさず確認しておいた。
「大使となったからには、この国のことをよく知りたいと考えております。いずれ、実物を見られればいいのですが……」
開かれたページには、美しい洞窟の絵が描かれていた。
「きれいねー!」
キラキラとした洞窟の絵に魅せられているふりをしながら、すかさず解説文に目を走らせた。
海からしか行けない場所にあり、内部が水晶で満たされているらしい。天気がいい日は、細い隙間から差し込んでくる日の光を反射してキラキラと輝くのだそうだ。
「パパ、あたち、ここいきたい!」
「考えておこう。夏の休暇にいいかもしれない」
長期の休暇なんてとったことない癖に、イヴェリオはそんな風に言う。
リリカも、今すぐ行けると思って言っているわけではないのでかまわない。
いつか、さほど遠くない未来。そこで一緒に見に行けたならそれでいい。
見せてくれたのは一冊だけだが、もう一冊、別の旅行記も鞄の中に入っているようだ。そちらのタイトルもすかさず確認しておいた。
「大使となったからには、この国のことをよく知りたいと考えております。いずれ、実物を見られればいいのですが……」
開かれたページには、美しい洞窟の絵が描かれていた。
「きれいねー!」
キラキラとした洞窟の絵に魅せられているふりをしながら、すかさず解説文に目を走らせた。
海からしか行けない場所にあり、内部が水晶で満たされているらしい。天気がいい日は、細い隙間から差し込んでくる日の光を反射してキラキラと輝くのだそうだ。
「パパ、あたち、ここいきたい!」
「考えておこう。夏の休暇にいいかもしれない」
長期の休暇なんてとったことない癖に、イヴェリオはそんな風に言う。
リリカも、今すぐ行けると思って言っているわけではないのでかまわない。
いつか、さほど遠くない未来。そこで一緒に見に行けたならそれでいい。