転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 監視が持ち帰ってきたのは、ヴォルガの部屋に忍び込み、上着の内ポケットに入っていたメモの内容を書き写したものだそうだ。

「机や金庫なども調べてみたが、国に送る報告書や、ヴォルガの個人的な日記のようなものしかなかったそうだ。国からの極秘の指示ならば、証拠となりうるものを処分してしまっていても当然ではあるのだが」
「……しょうね。あたちもしょうする」

 国からなんらかの命令を受けて、ヴォルガがこの国に来ていた場合。密命に関する指示は、口頭で行うか、そのまま焼き捨ててしまうだろう。
 証拠を残しておくような真似、するはずない。

「だが、これは、処分される前のものだ。この数字が何を意味しているのかは……」

 イヴェリオは、写しを眺めている。
 リリカは彼の座っているソファによじ登ると、それを横からのぞき込んだ。いくつもの数字が並んでいる。

(五でしょ、三でしょ……それから十一、六…)

 どうやら、二か三つの数字がセットになっているようだ。
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