転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 並べられた数字がセットになっていると判断したのは、空白が一文字分のところと、二文字分のところがあり、数字、空白、数字、空白二文字分というように一定の規則で並んでいるからだ。

(暗号って概念は、この国にはあるのかな……ありそうだけど)

 リリカは、くいくいとイヴェリオの袖を引っ張る。

「パパ、これあんごーでしょ?」
「……暗号だろうな。だが、どうやって解いたものか……情報局に回したいところではあるが」

 この国の暗号には、どんなものがあるのかと聞いてみたら、あまり複雑なものは使われていないようだ。わかりやすいのは、文字を一定の数ずらしたもの。たとえば、AをCに置き換え、BをDに置き換えるというように。
 けれど、今回は数字の並び――となると、まず考えつくのは。

「これ、ほんのページと、たんごのばんごうか、もじのばんごうじゃないかな」
「……なるほど」

 前世たしなんだミステリの中には、暗号を題材としたものもいくつもあった。
 暗号を送る者と受け取る者が同じ書物を持ち、指定されたページの単語や文字をつなげていくと、意味の通じる文章になるというものを見たことがある。
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