転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「それで会話になっているのか?」
「あら、旦那様。お嬢様……リリカ様は、私の言うことがちゃーんとわかっていますとも。ね!」
「あいー!」

 なんとなく意思の疎通がはかれているのが嬉しくて、マーサの腕の中で思いきりのけぞる。またもやきゃっきゃと声を上げたら、『旦那様』は不思議そうな顔になった。

「……そういうものか。では、私は休む。マーサも夜中に起こして悪かったな」
「いいえ、旦那様。私はリリカ様のお世話係ですからね。お気になさらず。それに、毎夜、リリカ様はこうして遊んでおられますし」

 マーサは、同じ部屋のリリカのベッドとは少し離れたところにベッドを置いて寝ているけれど、まさか夜中の一人運動会を気づかれているとは思ってもいなかった。
 マーサが眠っているベッドから離れているから、多少バタバタしていても気づかれないと思ってたのに。

「……あーしゃ」
「いいんですよ、リリカ様。遊べる時に、たくさん遊んでくださいな」
「ふぇっ……ふゅう」

 目を覚ましてからたくさん遊んだからだろうか。こんな時間だというのにお腹が空いてしまった。

「ふふ、リリカ様は、ミルクをご希望ですね?」

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